CentOS6で標準的に使われていたMySQLは、 CentOS7からほぼ同等なMariaDBに置き換えられました。
MariaDBはMySQLからフォークして開発されたデータベースで、 ほとんど同じ様に使用できると思いますが(たぶん)、 どうしてもMySQLを使いたいこともあるでしょう。
ここではCentOS7でMariaDBからMySQLへの移行方法を説明したいと思います。
MariaDBの削除
MySQLとMariaDBは競合することがあるので、MariaDBは削除しておきます。 もちろんMariaDBが動いていたら、削除する前に停止しておいてください。
まずは、MariaDB関連のパッケージの確認からです。
# rpm -qa | grep aria mariadb-libs-5.5.60-1.el7_5.x86_64
私の環境ではmariadb-libsしか入っていませんでした。 他にもあったら削除します。
# yum remove mariadb-libs
私の環境にはありませんでしたが、ライブラリ関連のディレクトリがあればこれも削除します。
# rm -rf /var/lib/mysql/
MySQLのインストール
CentOS7ではMariaDBが標準になったため、 MySQLはCentOSのリポジトリからインストールできなくなりました。 しかし、MySQLがリポジトリを公開しているので、 これを使ってyumでインストールすることができます。
MySQL公式のリポジトリからインストールする方法は 【CentOS】MySQLの最新バージョンをyumでインストールする で詳しく書きましたのでそちらを参照してください。
具体的には、参照先の記事で以下のことがわかります。
- MySQL公式リポジトリをCentOSへ追加する方法
- 通常時はMySQLリポジトリを無効化にしておく方法
- MySQLの任意のバージョンをインストールする方法