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ISOなどの国際標準規格の文書をJIS規格として発行する理由

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よくISOなどの規格をJIS文書として発行することがあります。たとえば、ISO 9001はJIS Q9001として、ISO14001:2015はJIS Q14001:2015として発行されています。なぜ国際的な標準規格をわざわざJIS文書として発行するのか?いままで何となくやり過ごしていましたが、どうしても気になったので少し調べてみました。

JIS文書として発行するのは日本での利用促進と円滑な運用のため

簡単にいうと言うと、ISOなどの国際標準規格の文書は英語などで発行されます。英語で記載された文書を読んで理解するのは大変ですよね。解釈を間違えてしまうかもしれません。それなので国際規格がどんなに素晴らしいものであっても企業などが業務に取り入れるのに二の足を踏んでしまうかもしれません。そこで、その国際標準規格の日本での利用を促進し、円滑に運用できるようにするために日本語に訳してJIS文書として発行するのだそうです。

このため、基本的には日本語で書かれているだけで国際標準規格の文書とJIS発行の文書の内容に違いありません。これ重要なポイントですね。

JIS規格は様々な分野があるので、それぞれを分類して管理しています。具体的には分野を表すアルファベット一文字と原則として4けたの数字になります。日本工業標準調査会(JISC)に分類の一覧があります。

内容は同じものということですっきりしました。ご清聴ありがとうございました。

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