仕事で「Bytes in Flight」という言葉が出てきたが、「なんのこっちゃ???」だったので調べてみました。
Bytes in Flightとは
Bytes in Flightとは、送信したパケットに対するAckをまだ受け取っていないデータの総量のことです。送ったパケットに対するAck(確認応答)のやりとりあるということはTCPですね。
直訳すると「飛行中のバイト」なので、飛んで行った(送信した)データでまだ着陸(完了)していないものということですね。
以下のWebサイトにわかりやすい説明がありました。
Understanding Throughput and TCP Windows
送信側が一度に送信できるデータ量は輻輳ウィンドウのサイズが最大ですので、Bytes in Flightのサイズは輻輳ウィンドウのサイズを超えることはないですね。
送信側が輻輳ウィンドウのサイズ分のデータを送信する時間(多分送信にはほとんど時間がかからないと思っている)がRTTの時間より小さければBytes in Flightのサイズは輻輳ウィンドウのサイズと同じになるのではないでしょうか。したがって、Bytes in Flightのサイズが判れば、その時の輻輳ウィンドウの大体のサイズが推測できると思われます。
WiresharkでBytes in Flightを調べる
Bytes in FlightはWiresharkでグラフ化できます。これについては調べたら追記する予定です。